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2022.07.19

シネシティ ザート 様 PartⅡ

~ご担当者様の声~

シネシティ ザートを運営する静活株式会社の小山幸春氏に今回の導入についてお話を伺いました。

―こだわりの劇場、製品の選定理由

「元々”皆さんに喜んでいただけるような特徴ある劇場を作りたい”という思いがありました。そこから全国様々な劇場を回りお客様より評価の高い映画館を目の当たりにして、その特徴ある映画館を作りたいという思いが強くなりました。そしてJBLのサブウーファー”VTX-B28”を2番シアターに導入しました。

重低音上映をすることで低音を響かせるインパクトある上映を始めましたが、そのことに因り重低音・低音だけでなく“いかにきれいな音を出すか”を強く意識するようになりました。そこで今回は、スピーカーを15度前方に向けることで劇場全体に音が均一化されるJBLサラウンド・スピーカー“9310“を選択しました。」

▲JBLのサブウーファー”VTX-B28”と静活株式会社の小山幸春氏。 設置されているサブウーファーの大きさがよくわかる写真。普段はスクリーン下の幕で隠れているが、「御開帳」の際にはお目見えすることもあるという。

―重低音が発揮される作品

「アクション作品はもちろんですが、アニメ作品にも効果的です。アニメは作品自体の音がきれいに整えられていることもあり聴きやすく、ピークのシーンではズトンという体に響く音で持ち味が発揮されており、お客様に迫力ある音を楽しんでいただけていると思います。」

―お客様からの反応

「(第一声)すごくいいですね。重低音が体験できる上映回と、通常の上映回では、断然重低音上映の動員数の方が多いです。」と小山氏。一般のお客様にもコアなお客様にもどちらにも浸透しているようで高評価をいただいているそうです。更に、「今回スピーカーとウーファーの導入を経て、やはり音響システムは劇場での設置・調整方法によって、持ち味が十分に発揮されることを身に染みて感じました。御社と一緒に取り組めて良かったなと思います。」とのお言葉もいただきました。

―今後、シアターの目指す方向性

「今の重低音のライブサウンドを軸にお客様には迫力を伝えつつも美しいサラウンドとバランスの取れた魅力あるサウンドをお届けしていきたいです。映画の作品はもちろん、コンサートやライブビューイングなどのODS作品にも益々活用していきたいと考えています。同じ静岡にあるシネプラザ サントムーンでも重低音体感上映、臨場感体感上映を実施していますが、こちらも更なる向上を目指しています。歴史のある興行会社ですので最高のエンターテイメントを提供できるよう今後も色々と思案していきます。」

地元の映画館を盛り上げてくれるシネシティ ザート、また新たなまちづくりを創造する静活の発展に今期待が高まっています。

▲サウンドプロセッサーは、Dolby CP950(上段)